「東京大気裁判を勝利する」決意を固めあった
第32回全国公害被害者総行動

(6月4〜5日)

国が動いた!全面解決にむけてもう一歩
総行動以後
いよいよメーカーとの正念場のたたかい

〈お知らせ〉


総行動・霞ヶ関デモ

 6月4〜5日、第32回全国公害被害者総行動が開催されました。全国各地の公害被害者や地球環境を守るたたかいをすすめる人々が集まりました。日比谷公会堂で行われた総決起集会(6月4日)には1300人が集結しました。「公害の根絶と平和を求めて」をメインスローガンに、総行動は東京大気汚染公害裁判とノーモア・ミナマタ裁判をなんとしても勝たせようと、トヨタ東京本社とチッソ本社に総力をあげる行動になりました。


総決起集会

■「解決勧告」以後の大きな前進
 
とりわけ、東京大気汚染公害裁判は、昨年9月28日の高裁「解決勧告」以後、東京都が提案している未救済患者の医療費救済制度に対して60億円の拠出を、安倍首相が決断したことにより、医療費救済制度は実現の見通しとなりました。これによって、東京全地域のぜん息患者の、医療費全額助成が実現のします。大きな前進です。原告の決死のたたかいが情勢を切り開いてきたのです。


たたかいの経過報告(石川事務局長)


西原告団長の決意表明

■いま、トヨタおよびメーカー7社の決断のとき
 
和解協議はいよいよトヨタをはじめとしたメーカーの決断が焦点となってきています。トヨタをはじめ自動車メーカー各社が原告団の納得のできる解決一時金を支払うかどうかにかかっているのです。そしてそのことはマスコミでも大きく報道されているように、全面解決できるかどうか社会的な注目を集めているのです。大詰めのたたかいを迎えています。


総行動・トヨタ前行動


足立うたごえの仲間たち(トヨタ前で)

■激変の情勢を闘いぬこう。一層のご支援を
 
安倍首相の決断により、さらに情勢は激変しました。社会的に注目されている東京大気汚染公害裁判の全面解決にむけた和解の取り組みは大詰めになりました。
 ところがトヨタ及びメーカー各社は、今回国が動く以前からメーカー間で協議していた超低額の見舞金程度の金額を高裁に回答しています。いまトヨタはそれで役割を果たしたとして、原告団の交渉に応じないとの態度をとっています。公害患者の苦しみに反省・謝罪がどこにあるのか、社会的責任のかけらもないもので、トヨタに対する怒りが噴出しています。


トヨタ・渡辺社長は面会に応じよ!

■  原告団・エンドレス座り込み行動を開始
 
原告団は、6月5日総行動終了後から、トヨタ東京本社前に座り込み行動を開始しました。トヨタに対する要求は、

  1. トヨタ・渡辺社長が原告団代表との面会に応じ
  2. 原告団の納得できる解決一時金を検討すること

 夜を徹して行うエンドレス(無期限)座り込み行動です。多くのなかまのみなさんの参加とご支援をお願いいたします。


エンドレス座り込み行動に突入

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