3.16あおぞら総行動の成功で
トヨタ・日産が早期解決の姿勢を示す
(3月16日)

 原告団の絶対譲れない「謝罪・賠償金」要求をかちとる固い決意と支援の熱い思いがひとつとなった3.16あおぞら総行動は、1000名の規模で大きく成功しました。
 小雪ばらつく寒気の中、午前10時から夕方4時まで、6時間にわたるトヨタ東京本社包囲行動の参加者は社前にあふれ、歩道沿いに帯となって広がり、反対の高速道路側には「トヨタは謝罪・賠償金を決断せよ」の大看板が立ち、強い決意と大きな行動の構えを示す象徴となりました。
 午後のあおぞらパレードには500名が参加、音楽家ユニオンのジャズバンドを先頭に、西神田公園から神保町〜水道橋をパレードし、市民に「トヨタは公害裁判を解決せよ」「きれいな空気を取り戻そう」とアピールしました。トヨタ東京本社前でパレード参加者と座込む原告患者が一体となってトヨタに対しておこなったシュプレヒコールは圧巻でした。


「トヨタは排ガス汚染の責任を認め、謝罪と賠償を行え!」
3月16日、あおぞら総行動が午前10時に開会された
トヨタ東京本社前に原告を先頭に弁護団
支援の仲間がぞくぞくと集結した
開会宣言のあと、109名の遺影の前で挨拶する
全国公害患者会事務局長・太田映知氏


トヨタの謝罪と賠償を要求し
トヨタ社玄関前に座り込んだ原告団
病苦を押して225名の原告があおぞら総行動に参加した


寒気の中毛布を包み、座り込み行動を続けながら
「あおぞらパレード」を迎える原告と支援の仲間たち
(宣伝カーの壇上から)


西神田公園を出発し、靖国通り、白山通りを経て
トヨタ本社前に向かうあおぞらパレード
支援団体の色とりどりの幟旗が映える


トヨタ東京本社前を通過する第一梯団
第二梯団あわせて400人の「あおぞらパレード」
トヨタ社前の座り込み隊とのエール交換と
「トヨタは謝罪と賠償を行え!」
「トヨタは全面解決を決断しろ!」
のシュプレヒコール交換は
水道橋・飯田橋一帯に響き渡った


トヨタ本社前を通過する「あおぞらパレード」


トヨタ社にむかって全面解決要求と
闘いの決意・団結を固めあう原告団・弁護団・支援の仲間たち

 このあおぞら総行動の中で行なったトヨタ・日産交渉では、これまで高裁に「謝罪・賠償には応じられない」と回答していましたが、応じる方向で検討していることを正式に明らかにし、早期解決に努力することを確約しました。
 この3.16あおぞら総行動の成功と成果を確信にして、原告団の納得できる解決レベルに達するまで、今後も連続的なたたかいが続きます。

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